下剋上しまーす!
「ぶぇっくっしゅっ!」
「あ〜!圭がくしゃみした〜!
ジジくさいくしゃみした〜!
風邪がうつるぞ〜!!」
「勝手にジジイと病原菌扱いすんなや…!」
「ぬくぬく〜!
やっぱり、パーカーっていいよね」
「シカトすんな…ったく。
本当、莉茉ってパーカー好きだよな」
圭が呆れたようにフードを引っ張る。
「ぐぇ…。
いったいなぁ。
レディに対してなんてことするのよ!
離して〜!」
「へいへい」
莉茉がパーカーをはおり直すと
「今日の飯は、カレーだ!
みな、お礼を言え!」
「「「
沙耶さん!
ありがとうございます!!!」」」
「はーい!
どういたしまして!
召し上がれ〜!」
「「「いただきまーす!」」」
「うっんまぁーい!」
莉茉は満面の笑顔で絶賛する。
「ありが「おかわりっ!」」
莉茉の声ともに
「俺も!」
「俺もお願いします!」
「はいっ!はいっ!」
仲間が続々とお皿を持って沙耶に近づく。
「ふふふ、ありがとう!
並んでね!」
莉茉がお代わりをもらい、席に着く。
ガッシャーーーーーーーーーーン
莉茉の視界をガラスが飛び散る。
「っ…!?」