同居なんてありえないッ。
そういやもう少しで春休みも終わる。けどこいつ春休み予定なかったのか?

「加澤どっかいかないの?」

すると平然な顔で

「女の家かホテル行く、今日も三人と約束してんだよ。あ、妬いた?」

バカかこいつ妬くわけないでしょ

「ありえない。もうその今発した言葉全部がありえない、ただそれだけ…
なら今日帰ってこない?」

「いや、帰る。昼間から行くから…んじゃ用意してくっわ。それとも早めに帰ってきて琴香も喰おっかな?」

と最後だけにやけてた。きもい

「そういうのいらないから別に帰ってこなくてもいいし。」

すると部屋に向かいながら加澤が

「素直じゃねぇなー」

と呟いたように聞こえたが、聞こえないふりをした。
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