暗闇ノ白雪姫
階段を上がると...
赤い絨毯の敷かれた廊下...
たくさんのドア
「こちらへどうぞ」
案内されたのは
一番手前の部屋だった
ガチャ...
なにここ.........
「ここは...あの本を...私が書いたところ」
あんな沢山の本を......?
「ええ、そうよ。
私はあの日から...
ずっと書き続けてるの」
あの日......って?
「ふふっ......さぁね
これからお話を読めばわかることよ
続きを読んでみる?」
え...でも
絵本は下に...
「あら、あなた聞いてなかったのかしら。
あの本は私が書いたのよ?
内容なら全て覚えているわ」