暗闇ノ白雪姫
「えーと...どこまで話したかしら...ああそう...それからね」
私が13歳の頃
私と結婚をしようと
ある国の王子が来たの
母の時と同じように...ね。
私はまだ結婚はできなかったの
それに
結婚なんてしたくなかった
まだ...ね
ある国の王子は
お金持ちだったの
それも、すごい...お金を持っていた
ほしいものは
なんでも手に入れることができた
私は母に
結婚なんてしたくないと言ったわ
でも...
その時の母は
理性を失っていたから...
お金が欲しかったのでしょうね
私を無理やり結婚させようとしたの
私はあんなに優しかった母がなんでそんなことするのかって
毎日毎日考えたわ
でも
答えは見つからなかった
いえ、認めたくなかったのよね
母がお金で変わってしまったことを