微笑んだ先に咲く花
それでもお兄ちゃんは止まらない
「お兄ちゃん!!」
私を掴まえている人達が私に何か叫んでる
でもそんなことよりも今はお兄ちゃんの方が大事で…
何度叫んでも振り向いてくれないお兄ちゃんに私は…昔ずっと言いたかったお兄ちゃんの名前を叫んだ
「……っ!!そら!!」
その瞬間、私のお腹の辺りにすごい衝撃があった
「…っぅ…!!」
痛みと共に私の意識は薄れていく
でも私はお兄ちゃんから目を離さない
そして一瞬だけ…お兄ちゃんと目が合った気がした
「…おにい…ちゃ…ん」
そこで私の意識は途絶えた