微笑んだ先に咲く花
「しーちゃん?俺が言うこと聞いてくれる?」
少し微笑みながら聞いてくる優しい目に私は頷くしかなかった
「俺がしーちゃんの家の隣に住んでいた時、俺は何ていうか…反抗期でプチ家出みたいな感じで
親父の跡継ぎなんて嫌だからな!
みたいな感じで。
それでやっと見つけたアパートで一人暮らしを始めて、隣にしーちゃんがいた
しーちゃんと遊ぶの楽しかったよ
学校から帰ってしーちゃんの顔見ると嬉しくってさ。
毎日が楽しかった
俺が求めてた日常ってこんなだったんだな〜って。
で、あんなことあって…しーちゃんが1人になったでしょ?
でも俺はしーちゃんを守って生きていくって誓ったんだ
無理だったけど。
しばらくして親父に呼ばれたんだ