微笑んだ先に咲く花
そう思った時にはもう路地に入っていた
もちろん喧嘩なんてしたことないし、まして暴力なんて…
でも…もう血は見たくない
「ね…ねぇ!やめてあげてょ…」
意を決して声をかけた
怖さで足が震える
それを聞いたいかにも悪そうな男の人たちが私を見てきた
大丈夫…大丈夫
「殴るのとか…よくないと思う…から。やめようよ」
身体全体が震えた
そんな私を男達は笑いながら見てきた
「んー?わかった!俺達と遊びたいんだ」
足元に転がっている男の人が驚いて私を見ている