微笑んだ先に咲く花
「俺の方が…愛してるよ」
そう言って私を抱きしめるその手は少し震えてて。でも大好きな人の大好きな手だった
「はい!もう!解決したんでしょ?
だったら終わり!
慎ちゃんも今日からここで暮らすの」
呆れたような嬉しそうな声で凛さんが言った
「はい…よろしくお願いします…」
改めて深く頭を下げた
「じゃあ、これから慎ちゃんはご飯作るの手伝ってくれる?暇な時でいいから」
…そうだった
「はい、でも
夜以外なら…夜はバイトがあって…」
そう言うと不思議そうに私を見て首をかしげた