微笑んだ先に咲く花





聞いても何も言わない空を不思議に思って見る


「空?」


「…慎はさ、いや。何でもない
服でも買いに行くか?」


「…うん」



今の何だったんだろ…気になるけど聞かない方がよさそうな気もする



私は制服から昨日有さんと持ってきた服に着替えた



空の希望で膝丈のパンツにした




空はというと、長い脚をさらに強調するみたいな黒いパンツに軽い上着を羽織っている


それだけで様になるのがずるい…




「慎、行こっか?」



玄関を出ると黒い高級そうな車が前に止まっていた


中には


「新庄さん?」


これまたスーツが良く似合う新庄さんが運転席に座っていた



「ほら、乗るぞ」


手を引っ張られてその車に乗せられた…




「慎ちゃんよく似合ってますよ」


ニッコリ笑って運転席からこっちを見た



「近くのショッピングモール」



隣で空がそう言うと
了解しました。と新庄さんが車を走らせた…


















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