Cherry




「怖かったよな
でも、もう、大丈夫だからね?
ほらっ、抱っこ!」



悠斗の腕に優しく包まれる



やっぱり、悠斗の腕の中が一番安心できる



悠斗の体温が心地よくて眠くなってきたよ



「……美優、そのまま寝ていいよ 」



悠斗は優しくそう言ってくれたけど…さすがに上半身裸のままじゃ寝れないよ……




「服…着るよ」


眠気を少しでも覚ますように目を擦りながらそう言うと服を取ってくれる


「悠斗、ありがとう」


「ああ、
じゃあ服を着たらおいで
今日は疲れただろ? ここで寝な」



「……うん」



悠斗に体重をあずけると
目の前がだんだん暗くなって
眠りについてしまった









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