Cherry



「はい、おしまい
痛いのに頑張ったな!!」




「ウッ― 悠斗……やっぱ治療やだ
痛いし…体がどんどんボロボロになってくる」




爪は剥がれるし…足や顔がむくんだりして
私だって一応女の子なのにこんな姿やだよ



まだ起こってはいないけど髪の毛だって抜けて少なくなるかもしれない



そんな恐ろしい副作用が不安で悠斗の膝にのったまま白衣をぎゅっと掴んでしまう。



すると、悠斗の体に顔を入れられて………




「美優ごめんな。痛かったよな…?
よしよし、もう泣かないよ
この治療は辛いけど治ったら楽しいことが
たくさんあるから頑張ろう
絶対治すって約束するから」




そう言って、悠斗は私が泣き止むまで、抱きしめた手を離さないで頭を撫でたりしてくれた






























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