Cherry



仮眠室に入ると荒そうな呼吸を繰り返して、ぐったりしている悠斗……


ベッドのすぐ近くにおいてあるお粥には全く手をつけてないみたい……


「……悠斗 ちょっとごめんね…」


そう言って、冷えピタの下に手をおいた


……すごい熱い


熱が高すぎて冷えピタが温まっているから、冷えピタを新しいのに取りかえた


そして、悠斗の脇の下に体温計を挟んで鳴るのを待っていると……悠斗が目を覚ました


「……美優 何してるの?!」


「悠斗の看病している……」


「気持ちは嬉しいけど、病室から出ちゃダメって言ったよな!! 俺のことは気にしなくていいから」


「ごめんなさい……
でも大好きで大切な悠斗のこと気にしないなんて無理……

悠斗は私のためにいつも病院に泊まってくれているのに、私ばかり何もできないのは嫌なの。

こういうときは、自分の体のことだけ考えて。昼までには部屋に戻るから」



「美優の気持ちはわかった
俺のためにありがとな。
でも、ここにいるならマスクして!!」


そう言って、頭を撫でてくれた








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