Cherry



「悠斗、辛いかもしれないけど、お粥食べて
何か食べないと風邪よくならないから…」


「ごめん…動きたくない…」


悠斗は力なくそう言った


辛くて食べたくない気持ちはよくわかるけど体力もたないよ。


ベッドの近くに置いてあったお粥を手に取った


「じゃあ口開けられる?
私が食べさせるから」


そう言って、スプーンにお粥をすくって悠斗の口まで運んだ


すると、悠斗は食べてくれた


「食べられそう…?」


「…ああ、」


悠斗がそう言ったので、また口にお粥を運んで食べさせた


「美優、ありがとな
美優が食べさせてくれたおかげで少し元気が出てきたよ。

眠くなってきたから、少し寝るな」


「うん、じゃあ私は部屋に戻るね」


そう言って、部屋に戻った
悠斗の風邪早く治ってほしいなぁ…
そう思いながら一日を過ごした





< 81 / 138 >

この作品をシェア

pagetop