人間に恋した化け猫


普通に話をしていた時、

ふと鈴音は、切り出した。


「ねぇ、あなたの瞳の色は
蓮斗の色とは違っているわ。」


と―――‥‥


僕は、目を見開いた。

それを見て鈴音は言った。


「だけど、それで構わないから‥‥‥。」


僕はそれを聞いて、震えた。





――終わった――





そう思った。


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