お隣さんのキケンな誘惑

俺は何故、待たされてるのかわからずに、勝手に入ってはいけないとわかっていたが、強引でもいいから彼女に近づきたかった。


俺は中へと入り彼女が立っていたキッチンに向かった。
彼女は振り返って俺が居るのを見ると驚いていた。


「な、何してるんですかっ！勝手に上がってきて！」


「何って遅いし、何で待たされてるかわかんねぇし。」


「あんたが肉じゃがが好きだって言ったからお皿に入れて渡そうとしただけだよ。」


「あっ、俺さ洗い物とかまじ無理だし、一緒に食べた方が早いんじゃないか？つー事で宜しく！」


俺は勝手にそう言ってテーブルに座った。


だが彼女は諦めたのか、作った料理をテーブルに出してくれて一緒に夕食を食べた。
彼女の料理を食べると旨くて、この瞬間に俺の胃袋まで掴まれちまうなんてな。
こうして俺とご飯を食べてくれてるのは彼氏は居ないと判断できるしチャンスかもしれない。


「あんた料理、上手だな？久しぶりに肉じゃがとか食べた！」


何故か俺がそう言うと、彼女は少し照れているようにも見えた。
旨くて出された料理を俺は全部綺麗に食べた。


「あーマジ旨かった！ありがとな！」


「いえ…」


だけど俺はまだ食べ足りなくて「何か他に食べ物ある？」と聞いたら冷凍していたカレーとハンバーグがあったらしくハンバーグカレーを作ってくれた。


俺はハンバーグカレーも綺麗に食べ終え、お腹が満たされた。


「もう食べたんだし帰って下さい！」


だが俺が食べ終わるなり嫌そうな顔をした彼女は帰ってくれと言った。