お隣さんのキケンな誘惑




来月はメーの誕生日だし、俺はこれから先もメーと一緒に居たいと思っている。


俺は今までのメーの恋愛経験を聞いてるし、メーは俺が絶対に幸せにしてやると付き合う時に心に決めていた。


そこで俺は勇太に電話した。


勇太はメーの友達の智子ちゃんの彼氏で、俺の友達でもある。
一緒に飲みに行こうと誘われて行ったら勇太がいて最初はビックリしたっけ。


(もしもし?)


「勇太?ちょっとお願いしたいことがあるんだけど。」


(なんだよ?)


「智子ちゃんにメーの左手の薬指のサイズを聞いてもらいたいんだ。」


(それってつまり…プロポーズ?)


「ああ!来月はメーの誕生日だし、その日にプロポーズするんだ。」


(そっか!わかった!実は俺も明日が智子の誕生日でプロポーズするんだ。結婚するつもりでいたし同棲しだしたらやっぱりお帰りって言葉が嬉しくてさ。だから俺も智子の誕生日にプロポーズしようと決めて指輪も既に用意してあるんだ。考える事が一緒で笑えるんですけど!
わかった、智子にはそう伝えるけど、俺のプロポーズが先な?)


「マジか!?わかった!明日は頑張れよ!」


(ああ!)


俺は勇太と電話を切った。
俺達って考えてる事が一緒だなんて本当に笑える。







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