お隣さんのキケンな誘惑
「私は男の人が信用出来ないので、それに久藤さんみたいな危険な人は無理です!」
「何で俺が危険なんだよ?」
「冗談でキスをしようとしたりするじゃないですか!」
「だってメーが可愛いから仕方ないだろ?
それに俺の冗談よりもメーは俺の耳をパクパクしてきたんだぜ?その方が危険じゃね?
ヤギみたいで紙と間違えてんじゃねぇかとハラハラしたし、寝ながら誘ってるメーのが寝てるとはいえ俺は理性を保ってたんだし、偉くね?俺以外の男なら確実に食べられてるよ?」
何も言えなかった…この人には勝てない!
「とにかく今日は帰ってください!」
「んな怒んなって!可愛い顔が台無しだぞ?
じゃあ俺はメーが怒らないうちに帰るよ!」
そう言って久藤さんは帰って行った。
何か一気に疲れた…
出来れば久藤さんとは関わりたくない。
またこうして流されてしまいそうだから。
私はため息を吐くと歯磨きをして眠りに就いた。