お隣さんのキケンな誘惑



「私は男の人が信用出来ないので、それに久藤さんみたいな危険な人は無理です!」


「何で俺が危険なんだよ?」


「冗談でキスをしようとしたりするじゃないですか!」


「だってメーが可愛いから仕方ないだろ?
それに俺の冗談よりもメーは俺の耳をパクパクしてきたんだぜ?その方が危険じゃね?
ヤギみたいで紙と間違えてんじゃねぇかとハラハラしたし、寝ながら誘ってるメーのが寝てるとはいえ俺は理性を保ってたんだし、偉くね?俺以外の男なら確実に食べられてるよ?」


何も言えなかった…この人には勝てない!


「とにかく今日は帰ってください!」


「んな怒んなって!可愛い顔が台無しだぞ?
じゃあ俺はメーが怒らないうちに帰るよ!」


そう言って久藤さんは帰って行った。


何か一気に疲れた…


出来れば久藤さんとは関わりたくない。
またこうして流されてしまいそうだから。


私はため息を吐くと歯磨きをして眠りに就いた。




< 17 / 121 >

この作品をシェア

pagetop