お隣さんのキケンな誘惑
「私に触んないで!」
健にそう言って掴まれていた腕を振り払った。
「そんな怒んなよ?俺は芽衣とゆっくり話したかったの!」
「私は話しなんかない!」
そう言って健を置いて歩き出した。
「なぁ待てよ!少しでいいから話がしたいんだ。そしたら大人しく帰るから。」
「本当に帰るんでしょうね?」
「ああ」
仕方なく私は健と話す事になり、健の行きつけらしいbarに行った。
「で、話って何?」
「俺達さ…付き合わない?」
何言ってんのこの男は!
信じられない!
「無理っ!健なんて信用ないし、どうせセフレみたいに思ってるんでしょ?
もうあんたには騙されないから!
それに好きでもないしね。」
「すげぇ傷つくんですけど…」
「傷ついたのは私の方だよ!彼氏だと思ってたら健は私をセフレって言ったよね?
あの時は本当にショックだったし傷ついた。
もう話は終わったから帰る!」
私はバッグを持ってお店を出た。
お店を出て歩いてると後ろから誰かに肩を掴まれて壁に押し当てられた。
「いっ…」
「人が優しくてりゃ調子に乗りやがって!
そうだよ、お前なんて体の相性が抜群だったしセフレにしか思ってなかったよ。
大人しくて一緒に居ても楽しくなかったしな。顔がよくても性格が無理だったし、ただ体の相性が良かったから一緒にいただけた。」
「なに、それ…てか離せ!」
「嫌だね!久しぶりに体の相性が良かったお前に会えたんだし帰すわけねぇだろ?
昔みたいに俺の腕の中で鳴かせてやるよ!」
「やだっ、離してっ」
だけど健は離してくれなくて無理やりキスをしてきた。