お隣さんのキケンな誘惑
「さっきの人は私の元カレなんです。」
「マジかよ!」
「大マジです!付き合ってると私は思っていたんですが、浮気されて問い詰めたらアイツ私にお前とはセフレだからって言ったんです。
別れて会うことないと思っていたんですが合コンに来てくれって頼まれて行ったらたまたま居て、それで最後にはあんな風になってしまって。」
「マジで最低な男だな?
だけど見てみろよこの写メ!アイツの漏らした時の写メの顔、泣きそうな顔してるぞ!」
あの時は私は漏らした事なんて気にしてなかったけど写メを見ると可笑しくなって笑ってしまった。
「メーは笑ってる方が似合う!
さぁビール飲んであんな奴の事は忘れようぜ!」
「ですね!」
久藤さんと飲むなんて普通なら嫌だって思うけど、今日は助けて貰ったしこんな事しか出来ないけどお礼がしたかった。
だが…お酒の入った久藤さんはテンションが上がったのか私に絡んできた。
「メー、キスしよっか?」
「断る!」
「えぇー助けてやったお礼にキスくらいしてくれたっていいだろ?」
「しません!ビールがお礼です!」
ケチだな?なんて言ったがこの男は何を言ってるんだ?
ビールとでもキスしてろよ!と心の中でツッコミを入れた。
「そろそろ寝るんで帰って下さい!」
すると久藤さんは私に近づいてきて私の顎をグイッと持ち上げた。
えっ!何してんの!?
イケメン過ぎる久藤さんの顔が近くて心臓がバクバクしていた。
「一緒に寝ようか?」
「寝ませんっ!帰って寝なさい!」
「ケチ」とか言われたけど久藤さんを自分の部屋に帰らせた。
無駄にドキドキしちゃったじゃん。
あのイケメン過ぎる顔で誘惑してくるのは危険だ!
冗談に見えないしね。
だけど今日は久藤さんには凄く感謝してるけどね。
私は歯磨きをして疲れたのか直ぐに眠りに就いた。