お隣さんのキケンな誘惑




次の日、私は仕事に行くとみどりちゃんが私の所に駆け寄ってきた。


「芽衣さん昨日はどうでした?
私はあれからカラオケに行って良いなと思った人と良い雰囲気になったんですけど、相手がやたらボディタッチが多すぎて体目当てなのかもと思ったら一気に冷めて連絡先も交換せずに帰りました。」


すると智子も話に語ってきた。


「えっ!芽衣は良い感じの人が居たの?
みどりちゃん!次があるよ!」


「ありがとうございます!
それよりどうだったんですかどうだったんですか?」


「実は…」


私は昨日の事と元カレだって事を話した。


「そんな事が…芽衣さん怖かったですよね。
てっきり良い感じなんだと思ってました。」


「みどりちゃんのせいでもないし、私が健について行ったのが悪かったんだからそんな暗い顔をしないで?ねっ?」


「でも健の奴、芽衣にレイプしようとするなんて信じられない!警察に突き出してやればよかったのに!
だけどお隣さんがたまたま居て本当に良かったね?
もし居なかったら今頃は…そう考えたら健を許せないよ!」


「本当に久藤さんには感謝してる。
それに健なんだけどね…」


私は健のお漏らしの事を二人に話した。


「「アハハハッ」」


二人して大爆笑だった。


「健がお漏らしとかマジでウケるんだけど。
芽衣が健と付き合ってる時にさ、喧嘩して勝ったとか言ってた事があったじゃん!
あの時に顔に出来てた痣もさ実は相手に殴られてビビってお漏らしとかしてたのかもね?」


あー確かにそんな事があったっけ。
健とは高校が一緒で付き合うようになったんだけど、智子と私が話してたら喧嘩して勝ったって言ってたな…。


あれも嘘だったんだろうな…


「まぁ健の事は気にしてないし、あんな男に騙された私が悪かったしね。
さぁもうすぐお客さんが来るから仕事しよ!」


そう言って皆で準備の続きをした。


それとみどりちゃんには今後は合コンには行かないからと言った。


もう合コンは懲りごりだ。





< 25 / 121 >

この作品をシェア

pagetop