お隣さんのキケンな誘惑
「そんなに怖かったらいつでも一緒に寝てあげるけど?」
クスクス笑いながら久藤さんは私に言った。
私は久藤さんから慌てて離れると言った。
「騙したんですね!一人で寝れますから大丈夫です!それよりもそろそろ帰って下さいね?」
「本当にメーは冷たいな?怒った?」
「怒ってますよ!てか久藤さんはいつまで私に夕食を作らせるんですか?」
「そんなの決めてないけど?お互いが恋人ができたらやめたらいんじゃね?
まぁ俺達が恋人になるのもありだけどな?」
「絶対にありえませんから!」
「わかんないぜ?俺に夢中になるかもよ?」
「なりませんから!」
「すぐ怒るよなメーは!可愛い顔がだいなしだぞ?さぁ俺はメーの雷が落ちる前に帰るよ!
じゃあな!」
そう言って久藤さんは帰って行った。
私が久藤さんに夢中になるなんて考えられないんだけど…。