お隣さんのキケンな誘惑
✱✱✱
「お疲れ様!」
「お疲れ様です。」
次の日、私は仕事が終わり今は佐藤さんとの待ち合わせをしていた居酒屋に来ている。
私は生ビールを頼み、佐藤さんはノンアルコールのビールを頼み二人で乾杯した。
「三週間ぶりですね?仕事が忙しくて中々、時間がなかったけどこうしてまた芽衣さんとお話が出きるなんて嬉しいです。
本当は違うお店とかに食事に誘ってみようと思ったんですけど、居酒屋とかのが話しやすいかなって思って。」
「私も居酒屋とかのが落ち着いて話せるから全然、大丈夫ですよ?
だけど佐藤さんはノンアルコールだからそれが申し訳なくて…」
「気にしなくていいですよ!飲めない訳じゃないしお酒は嫌いじゃなくて好きなんですけど直ぐに酔っ払うし記憶なかったりとかしちゃうんでノンアルコールで味だけを楽しんでます。男で酒が弱いとかかっこ悪いですよね俺…」
佐藤さんはお酒が弱い事をかなり気にしているようだった。
「そんな事はないですよ!せっかくこうして居酒屋に来たんだし楽しみましょう!」
「はい!」
そう言って摘みを食べながら飲んだ。
やっぱり佐藤さんの話は面白くて、笑いが止まらなかった。
「芽衣さんの笑顔って俺、好きです!
初めて会った時に芽衣さんの笑顔を見て…
芽衣さん!良かったら俺と付き合ってくれませんか?
今すぐ返事とかいいです!だけどこうしてたまには飲んだりデートに誘ったりしてもいいですか?
少しずつでいいんで俺を見て欲しいな…
ダメかな?」
ドキッーー
まさか佐藤さんが私に告白をしてくるなんて思わなかった。
それに"ダメかな?"なんて真顔で言われたら嫌だなんて言えなかった。
「わかりました…」
「マジすか!俺、絶対に芽衣さんに好きになってもらうように頑張ります。」