お隣さんのキケンな誘惑
✱✱✱
予定通り佐藤さんは私のマンションの外まで車で迎えに来た。
三十分前までは凄く緊張しちゃってたけど、佐藤さんは私の緊張をとくように沢山話をしてくれた。
そして着いた先は広い公園。
公園の中には散歩もできて、走ったり運動したりする場所があった。
「デートで公園って想像と違ったでしょ?
水族館とか映画とかオシャレなお店にいって食事したりとかも考えたけど、芽衣さんと付き合えたらにしようと思ってます!
今日は散歩した後に軽く運動しましょう。」
「はい」
そう言った佐藤さんは車のトランクからバッグを取り出して二人で散歩をした。
散歩なんて普段はしないから何だか歩いてるだけなんだけど楽しく感じた。
それは佐藤さんが話してくれてるおかげかもしれない。
暫く歩いた後に広場に着いた。
「さぁ、運動しましょうか?
今日はその為にスニーカーにしてもらいましたからね。」
そう言った佐藤さんはトランクから持ってきた鞄を地面に置いて開けると、中からバトミントンのラケットと羽を取り出した。
「バトミントンできますか?」
「大丈夫です!」
「じゃあしましょうか!」
そう言ってラケットを渡された。
バトミントンなんて随分と久しぶりで動けるか心配だったけど、やってみるとめちゃ楽しいやん!って感じで学生の頃に戻った気分でいつの間にか凄く楽しんでいた。