お隣さんのキケンな誘惑
俺にしとけば?
私と佐藤さんは暫くbarで会話をしながら飲んでいた。
佐藤さんは相変わらずノンアルコールだったけど、飲める人でも車で来てたらノンアルコールしか飲めないけど。
何だか一人だけ飲んで申し訳なくも感じてしまったが、今日は本当に楽しかった。
私達はbarを出ると私のマンションまで佐藤さんは送ってくれた。
「今日は本当にありがとうございました!
楽しかったです!」
「どう致しまして!良かったらマンションの中まで送っていいかな?玄関の前まで見送ったら俺は帰るから。」
「わかりました。」
佐藤さんも車から降りて、一緒にマンションの中に入った。
エレベーターに乗って私の部屋の前に着いたら、丁度、帰宅したのか久藤さんが玄関の前に立っていた。
「ごんばんは!」
久藤さんはお隣さんらしく挨拶をしてきた。
「こ、こんばんは…」
私も一応、挨拶をした。
「あっ、ちょうど良かった、俺トイレに行きたかったんだ!あの良かったらトイレを借りてもいいですか?」
「別に構いませんが…」
佐藤さんは久藤さんにそう言った。
「トイレだったら私の家でもいいですけど?」
「まだ付き合っている訳じゃないし、家に上がるのはちゃんと付き合ってからにしたいんだ。じゃあ芽衣さん、今日はありがとう!
またデートに誘いますね?」
「こちらこそありがとうございました!」
私は家の中に入り、佐藤さんは久藤さんの家に入っていった。