お隣さんのキケンな誘惑



スーパーの中に入って野菜やお肉に魚をゆっくり見ながら籠に入れていたが、途中で久藤さんが居なかったが、トイレかな?と思い、気にせず私は食材を見ていた。


暫くすると久藤さんが私の所に来たかと思うと、別のカートを久藤さんが押してきて、籠にはビールや摘みのお菓子がてんこ盛りだった。


「それは、何ですか…?」


「何って見たらわかんだろ?ビールに摘みじゃん!」


「そりゃわかりますけど半分くらいは戻してきて下さい!
お金だって掛かるし、いくらなんでも買いすぎです!」


「俺が全部払うしいいだろ?スーパーなんて行かないし、メーと買い物してたら楽しくてさ!ほら見ろよ!カレー粉とかもあるぞ!ストックしてたら暫くは買わなくていいし、メーも休みの日に纏めて買ったら重たくなるだろ?冷凍だって出来るし買えるだけ今日は買おう!」


子供みたいに嬉しそうに言う久藤さんに負けた私は、そのまま買い物を進める事にした。


レジに並んで大量の食材を買って車に運んだ。


マンションに着くと、荷物は俺が運ぶからメーは先に家の鍵を開けて、玄関のドアを開けといてと言われて、軽い荷物は私が持って、久藤さんは遅れて荷物を私の家まで全部持ってきた。




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