お隣さんのキケンな誘惑
「あれだけの荷物を全部持ってくるなんて…」
「俺だって力くらいはあるし余裕だし…っ」
「の割には息が切れてますよ?」
「う、うるせぇな!息なんか切れてないし兎に角、中に運ぶからな!」
やっぱり重かったよね。
バレバレなのに否定する所も可愛く思えた。
久藤さんに冷蔵庫からビールを取り出して渡すとゴクゴクと飲んで「生きかえる」なんて言っていた。
私は買ってきた食材を冷凍出来る物をジップロックに入れ、冷凍庫に入れていく作業をした。
これで暫くは買い物に行かなくて済む。
食材を片付け終わった後は、今夜の夕食作りに取り掛かった。