お隣さんのキケンな誘惑
俺も好きだけど?
告白をし損ねた次の日。
私はいつものように仕事の準備をして職場に着いた。
私が着くと、智子は直ぐに私の所にきて昨日のデートはどうだった?と聞いてきた。
私は仕事が終わってゆっくり話すから今日は飲みに行こうと言うと、智子はわかったと言ってくれた。
私は久藤さんにラインで今日は夕食は作れないとメッセージを送り、仕事の準備に取り掛かった。
今の仕事は本当に大好きで、お客さんが喜んでくれる顔を見るとやっぱり嬉しくなる。
一日の仕事も終わり、私は智子と居酒屋に行った。
居酒屋に着き、ビールと摘みを頼んでまずは乾杯した。
「「お疲れ様」」
仕事終わりのビールは最高だ!
「それじゃあさっそく昨日のデートの話を聞かせてよ!」
「昨日は映画を見て、ショッピングモールで買い物して、その後はスーパーに行ってまた大量に買い物したんだ。」
「へぇー、映画はどんなの見たの?」
「そ、それは…グロい奴?」
「はっ!?何でデートなのにまたグロい奴?」
「久藤さんが見たいと言ったし、私もホラーとかグロい奴とか嫌いじゃないし見たいと思ったからさ。」
「確か芽衣はホラーとか見るの好きだったよね!私は苦手だから見ないけどね。
だけどグロいのとか見て気持ち悪くならなかったの、見終わった後?」
「私も久藤さんも無言で顔を見合わせたくらいだったよ。
殺人鬼から殺されていくんだけど、殺人鬼の過去を知ると何だか切なくもなった。
グロさが9割、切なさ1割かな?
まぁ作り物でフィクションだし、映画を見たあとは普通に二人でお昼食べたからね!」
「私なら絶対に食欲ないだろね!」
そう言いながら智子は焼き鳥を食べた。