お隣さんのキケンな誘惑
そんな事を思い出していたら智子が話しかけてきた。
「へぇー、顔がニヤけてるって事は良かったんだ?」
「お、教えない!」
恥ずかしくなり智子から逃げると仕事の準備をした。
仕事に集中できるから、昨夜の事は仕事中に思い出す事はなく、一日の仕事を終えた。
仕事も終わり、マンションに帰ると私は夕食を作った。
今日はお鍋にした。
丁度、お鍋の具材に火が通った頃、雅紀が帰ってきた。
「ただいま!」
「お帰り!」
雅紀は家の中に入るといつものように「腹減った〜」と言った。
ガスコンロをテーブルに置いて、お鍋をその上に置いて火を付けた。
「おっ、今日は鍋か!旨そうだな!」
「前に沢山買い物してたし、たまにはお鍋もいいし温まるでしょ?」
「確かに鍋も温まるけど、一番温まるのはメーと裸で抱き合ってる時だけどな!」
「……さっ、食べましょ!」
「本当なのに話を逸らすなんてメーったら酷い!」
「いいから食べなさい!」
「はーい!」
何を言い出すかと思ったら…。
だけど食べ出したら美味しいのか、気がつけばお鍋の具材は綺麗に無くなった。
残ったお鍋の出汁にご飯を入れて、溶き卵を流して最後にネギを入れて雑炊にした。
雅紀は旨いと言いながら綺麗に完食した。