我輩様っ!?
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「で、あんた誰。」
取り敢えず家に連れてきました。
ちなみにあたしは一人暮らしだから怒られる心配もない。
そして路上でこんなやつといるなんて世間様の目が怖いから連れてきました。
「…我輩は、ヴァンパイアだ。」
「………痛い人ですか?」
「何を言うておる。我輩はどこも痛くないぞ。」
なんかヴァンパイアらしいです。
そして変なやつです。
もうまとめて《痛い天然》って所に落ち着いてもいいですかね?
たしかにあんたは痛くなさそうだし。
「あんたは何者ですか?」
「だからヴァンパイアだと言っておろうが。」
だからそんなの信じられるかっての、
「じゃあさ。血飲むの?」
「うむ。飲むが?」
なんかちょっと説得力上がってきた。
「じゃあ血飲んでみてよ。あたしの前で。
そしたら信じてあげる。」
「…ほう。では遠慮なく。」
であたしにちかづいてきて、
「ってうぉいっ!!!」