英国紳士と甘いはちみつ同居☆

琥珀色の瞳のジンさんは、太陽の光などには弱いらしくサングラスをするらしい。

お洒落でしてるわけではないのに、まるでハリウッドスターみたいな迫力だ。

国際免許証も持っているらしく、移動は車ですることになった。
……カーナビもあるなら私の案内なんて必要ないはずだけど。

「この住所を入力して欲しい。漢字はまだやや自信が無い」

どうやら行きたい家具屋とか、お店はチェックしているらしい。
案内しなくて済むのなら入力ぐらい楽なものだ。

行き先をカーナビに入力し、助手席で伸びをした時だった。

ふと見た携帯に、高瀬からのLINEが来ていることに気づいた。

『何時に飲み行く?』

「……」
なんで高瀬は私が断らない前提なんだろう。

『ごめん。今日用事がある。何時になるか分からない』

早く終わったとしても、私のマンションにジンさんを一人にさせておけない。

『え、お前なら絶対断らないと思ったのに』

『浜ちゃんでも誘いなよ』

『そうするか』
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