わたしのこと、好き?
わたしはドキドキしながら麻生君の返事を待っていた。
「実際のところはどうなの〜?気になって夜も眠れないんだけど!」
「新田ちゃん、陸斗なんかやめて俺にしときなよ〜!」
「えー、やだぁ」
「うっわ、ひどっ」
「だって、陸斗一筋なんだもーん」
ーーズキン
新田さんの言葉に胸が痛くて苦しくなった。
やっぱり、麻生君のことが好きなんだ。
「陸斗〜、本当のことを教えてくれたらきっぱり諦めるからさ〜!お願い!」
「付き合ってねーよ」
「え?ほ、本当?」
「ああ。俺が梅沢なんかと付き合うわけねーだろ」
ーーズキンズキン
ーーズキンズキン
胸が張り裂けそうなくらい痛くて。
気を抜くと、涙が溢れて来そうだった。