わたしのこと、好き?


わたしとは付き合ってないんだよね?


それなのに、休日に誘って来るなんて。


これってデートだよね……?



ますますわけがわからなくなって行く。


麻生君はいったい、何を考えてるの?



『わかった!』



惚れた者の弱みってやつかな。


わたしは麻生君の誘いを断れなかった。


複雑な気持ちを抱えながらも、胸が弾んでいる単純なわたしもいて。



わたしって、つくづく麻生君が好きだよな。


改めてそう思わされたんだ。


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