彼と私と元カレ
本当の気持ち
そして、とうとう夏休み最後の日。
紺野と羽山が部室に入ろうとすると、中からやけに賑やかしい声が聞こえてくる。
「なんか、騒がしくね?」
「な?誰か来てんのかな?」
紺野も首をかしげ、2人がドアを開けると…。
「マジ、久しぶりっすね?キャプテン!」
「相変わらず引き締まってますね〜身体っ」
「やめろって〜それに、俺はもうキャプテンじゃないぞ」
その光景に、紺野と羽山は一瞬とまどう。
「……楠木…先輩…?」
中に入って来た、紺野と羽山に気づいた楠木が立ち上がる。
「おぅ…二人共久しぶり…って、大地はそうでもないか?」