彼と私と元カレ
夏の夕暮れ
夏空の下。
「やばい、今日日焼け止め塗ってくるの忘れたから、焼けちゃったかも?」
理沙が正面玄関前の階段に座りながら、腕を見ていると。
「理沙、おまたせー」
「彩ちゃん、お疲れー」
「じゃぁ帰ろ?」
「うんっ」
「今日二人共午前中で部活終わりだったし、どうする?どっか寄ってく?」
「いーねーどっか涼んでこ?」
「じゃぁ駅前のファミレスにでも行く?」
「おっ、いーねー」
「理沙が元気かも確かめなきゃだしっ」
「ははっ、いーよもうそのことは」