彼と私と元カレ
「ダーメ、行こっ」
そして二人は駅に向かって歩き出した。
話しながら駅前に着き、二人がファミレスに入り、案内された席に向かおうとすると。
「あれ?マネージャー?」
理沙が声をかけられ振り向くと。
「羽山くんと、紺野くん?」
アイスを口に運ぼうとしていた紺野も口を開く。
「おーお疲れ、マネージャー」
「お疲れ…ビックリしたぁ」
すると彩が理沙の後ろから顔を出す。
「あっ、二人野球部のっ」
「どーもー」
羽山がそう答えて、紺野も彩にペコッとする。
「あっ、良かったらご一緒にどう?」
紺野達は四人掛けのテーブルに、二人向かい合って座っていた。
「いーねーじゃぁご一緒しようか?理沙っ」
「えっ?そうなの?」