彼と私と元カレ
「まぁ、そればっかりはヤツらに聞かないと分かんねーけど、健全な男子高校生なら彼女は欲しいからねっ」
「そういうもん?」
「そういうもん、な?大地っ」
「まぁな?」
「えっ…?」
紺野くんが、なんのためらいもなく即答した。
そうなんだ。
紺野くんも彼女欲しいって、思うんだ…?
そうだよね?彼女に応援された方が、嬉しいよね?
「よし!お好み焼き行こうぜー」
羽山が勢いよくドアを開ける。
「あっ、それは行くんだ?」
「当たり前だろ?腹減って死にそうだぜ!」
「うん、そだね?」
今日の練習はハードだったし、頑張ってたもんね?
そして3人は駅前のお好み焼き屋さんへ向かうことに。