彼と私と元カレ
そしてお好み焼き屋さんに着いた3人。
紺野と羽山が隣で座り、理沙は向かいに1人で座る。
注文を済ませ、羽山が口を開く。
「今の子、俺けっこう好み」
「そうなんだ?なんか優等生っぽい感じだったね?」
「おまえ、そういうのタイプだっけ?」
「大人になったんだよ、俺」
「ウソつけよースタイル重視のくせにっ」
「それは大地だろ?」
「えっ?紺野くんって、そうなの?」
「バカ、羽山の適当発言だよっ」
「えっ…どっち?羽山くん」
「大地はけっこう面食いだよ?小澤も気をつけろよ?」
「おまえなぁー!」
紺野はそう言うと羽山の首を絞め、ユラユラと揺らす。