ゆりかご
「うん。今はそれでいいんじゃない?さぁ、食べちゃってよ!帰り遅くなっちゃうよ?」
それから再びショッピングモール内を見てまわり、美羽と別れて電車に乗った時には19時を回っていた。
「…。」
すっかり遅くなっちゃったな…。
電車を降りて家路を急ぐーーー途中コンビニに寄ってアイスを買うためだった。
季節柄だろうか、コンビニは夜でもけっこう賑わっていて、抵抗なく入って行ける。
お兄ちゃんは、バニラかチョコだったよな…。
「…。」
実は今朝、アイスがないことに気付いたお兄ちゃんが、じゃんけんして負けたらアイスを買ってくるのはどうだと提案してきて…あたしが負けてしまったのだ。
ついでに自分のも買おうとして、アイスを物色していた時ーーー、
「あはは。翔くんなにそれー。」
「いいじゃん別に〜。」
楽しげな会話が聞こえてきて…あたしの全神経が、それに集中した。
それから再びショッピングモール内を見てまわり、美羽と別れて電車に乗った時には19時を回っていた。
「…。」
すっかり遅くなっちゃったな…。
電車を降りて家路を急ぐーーー途中コンビニに寄ってアイスを買うためだった。
季節柄だろうか、コンビニは夜でもけっこう賑わっていて、抵抗なく入って行ける。
お兄ちゃんは、バニラかチョコだったよな…。
「…。」
実は今朝、アイスがないことに気付いたお兄ちゃんが、じゃんけんして負けたらアイスを買ってくるのはどうだと提案してきて…あたしが負けてしまったのだ。
ついでに自分のも買おうとして、アイスを物色していた時ーーー、
「あはは。翔くんなにそれー。」
「いいじゃん別に〜。」
楽しげな会話が聞こえてきて…あたしの全神経が、それに集中した。