ゆりかご
「…。」
机に向かってみたはいいけど、全く集中できず……結局、教科書片手にお菓子をつまんで勉強してるフリ。
そしてその教科書が、気付けばケータイにすり替わっていた。
《ごめん、あたしに話しかけたりしないで。》
距離を……置きたいと思った。
《えー?オレのこと迷惑?》
スグに帰ってきたメールを見て、返信に困る。
てか返信早いじゃん、バイト中じゃないのかな…。
迷いに迷って15分、
《うん》
一言だけ返信した。
《そっか。ゆうちゃんのこと気にしてる?》
「…。」
気にしない方がおかしいでしょ…。
《気にするでしょフツー。てかバイトいいの?》
《今休憩中だから。女子ってむずかしいね。》
アナタが難しくしてるんだよ…。
《女子だからね(笑)。》
コータローが、そんな風にシャラシャラ音をさせるから…。
机に向かってみたはいいけど、全く集中できず……結局、教科書片手にお菓子をつまんで勉強してるフリ。
そしてその教科書が、気付けばケータイにすり替わっていた。
《ごめん、あたしに話しかけたりしないで。》
距離を……置きたいと思った。
《えー?オレのこと迷惑?》
スグに帰ってきたメールを見て、返信に困る。
てか返信早いじゃん、バイト中じゃないのかな…。
迷いに迷って15分、
《うん》
一言だけ返信した。
《そっか。ゆうちゃんのこと気にしてる?》
「…。」
気にしない方がおかしいでしょ…。
《気にするでしょフツー。てかバイトいいの?》
《今休憩中だから。女子ってむずかしいね。》
アナタが難しくしてるんだよ…。
《女子だからね(笑)。》
コータローが、そんな風にシャラシャラ音をさせるから…。