君と私の秘密の恋
「す、すみません。ちゃんとやり・・・」
「いいよ!すごくよかった!KAEDEのそんな自然な笑顔を引き出せるなんて、梨乃ちゃんすごいよ!」
カメラマンの人が嬉しそうに声を上げる。
え?今のでよかったってこと?
私はKAEDEと顔を合わせた。
「梨乃ちゃん、なるべく顔を出さないようにと思ったんだけど、よかったら使わせてもらってもいいかな?とってもいいと思うんだ。二人の笑い合ってる写真」
「え、あの・・・」
「いやなら断れよ」
小声でKAEDEに言われ私は考える。
今までに見たことないKAEDE。
他の人にも、見てもらいたい。
「はい。大丈夫です」
私は大きく頷いた。
化粧もして、いつもと違う自分だし。
KAEDEのおかげで、ここにいる人たちのおかげでこんなに楽しくできた。
「ありがとう、梨乃ちゃん!」
そう言ってもらえると私も、嬉しい。