Another Milk tea.




帰り道はこの1年間の事が頭に浮かんできた。

ほんっとうに、良く泣く子だったけど…

そして
すぐに笑顔になる。



「海斗っ♪」



いつも俺の名前を呼ぶ時はニコニコしたような顔で呼んで、俺の疲れを一気に吹き飛ばしてくれる。


電話の時だって同じだ。



「もしもし?」


「海斗っ♪」



声しかわからないのに
すぐ目の前にいるような感覚だった。




雛那ちゃんの


声に

笑顔に


俺は癒されていたんだ。






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