Another Milk tea.




家に戻ってきた俺は最後のミルクティーを淹れ始めた。


まさか気が合う子がこんなにも近くにいるだなんて思いもしなかった。



温かいミルクティーがカップに溜まっていく。


これを飲む時、雛那ちゃんはどんな顔をしているかな…

きっと…?
イヤ、絶対泣いているに違いない。


目を真っ赤にさせ、1人で泣いている。



俺が出ていった後の事は和哉に任せてある。


だから俺はこのミルクティーを淹れ終わったらこの部屋をでる。

荷物は全て向こうに送ってある。




最後の1滴がカップに入った。






「今までありがとう。

ずっと、好きだよ…」


カップに入っているミルクティーに小さく呟いた。






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