Another Milk tea.




「海斗、雛那チャンの事好きだろう」


はぁ?
家に突然来て、夕ご飯まで食って、それで挙句の果てに

『海斗、雛那チャンの事好きだろう』

何なんだよ、一体。



「海斗が学校では見せない目をしている」

「どんな目だよ」

「優しい目」



それじゃあ俺が普段、優しくない言い方だな…

けどこの時気が付いたんだ。



隣が気になる、たまに会いたくなる、心配になる。

この時はもう俺は雛那ちゃんに恋をしていた。


たぶん一目惚れだ。




「じゃっお休みぃー」

陸はそう言って自分の布団へ入っていった。


まさか陸に言われて気付かされるとはな。


俺は雛那ちゃんの部屋へ移した。

もう日課だな…





< 14 / 105 >

この作品をシェア

pagetop