Another Milk tea.
「海斗、雛那チャンの事好きだろう」
はぁ?
家に突然来て、夕ご飯まで食って、それで挙句の果てに
『海斗、雛那チャンの事好きだろう』
何なんだよ、一体。
「海斗が学校では見せない目をしている」
「どんな目だよ」
「優しい目」
それじゃあ俺が普段、優しくない言い方だな…
けどこの時気が付いたんだ。
隣が気になる、たまに会いたくなる、心配になる。
この時はもう俺は雛那ちゃんに恋をしていた。
たぶん一目惚れだ。
「じゃっお休みぃー」
陸はそう言って自分の布団へ入っていった。
まさか陸に言われて気付かされるとはな。
俺は雛那ちゃんの部屋へ移した。
もう日課だな…