Another Milk tea.




私は急いで荷物を持って海斗の部屋に向かった。


「いらっしゃい」

海斗はいつものような笑顔を私に向けてくれた。

突然の頼みでも嫌な顔1つしない海斗に…



―――ポチャンッ。

ミルクティーが落ちた。



リビングへ連れていてもらって私は口を開いた。


「海斗~勉強分らないよ」


「はいはい、ちゃんと教えてあげるから」


それから私は海斗に1つ1つ丁寧に教えてもらった。

海斗の説明は学校の先生よりわかりやすい。


「ここのかっこはwhatになるの」

「どうして?」

「かっこの前を見て」

「bookだから?」

「そう、この次も一緒で…」



根気強く私に教えてくれる。

私の知らない単語があればヒントを出して私に教えてくれる。




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