Another Milk tea.




そろそれ止めるか…

かわいそうだし。



「まあチョコは買って帰ろうか」


「うん♪」






この時、本当は気が付いていたんだ。

雛那ちゃんが俺の事で不安がっていることを…



留学の事は、絶対に


言えない。



………言いたくない。



この繋がれた手を放したくない。

その笑顔をずっと見ていた。


ゴメン、雛那ちゃん―――――






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