Another Milk tea.
ファッションショー当日の俺は駐車場でイライラしていた。
その理由は…
「海斗が来ない」
着替えとか時間がかかるから早く来るようにと“何度も”言ったはずなのに…
待ち合わせ時刻まであと数分…
「早くこーい」
その時、向こうから見慣れた車が走ってきた。
やっときた。
俺は車から降りてきたばかりの2人を引っ張って雛那チャンを結衣に預けた。
海斗はこの状況が理解できていないのか俺に問いかけてくる。
「おい陸っ!どういう事だ?ちゃんと説明しろ」
「説明は後。今は衣装に着替えて」