Another Milk tea.
舞台裏で海斗の説教を受けているとそろそろ時間になった。
「海斗、出番」
「あぁ」
海斗は決められた事はイヤでも最後はしっかりやる。
俺はそういう海斗を尊敬する。
「先に海斗が出て後から雛那ちゃんが来る予定だからそうしたら雛那チャンをしっかりエスコートしろよ」
「了解」
「舞台に出たら好き勝手やってくれていいから」
海斗は手をヒラヒラふって舞台へ出ていった。
俺はその後ろ姿に叫んだ。
「雛那チャンといい思い出を作れよ」
少ししたら雛那チャンが出てきた。
衣装のサイズは勘だったが…
ちょうどいいみたいだ。