Another Milk tea.




海斗の部屋で陸と3人でお喋りをしていると…

携帯が鳴った。



「雛那ちゃん電話だよ?」


「うん、ありがと」


もうご飯が出来たのかな?

「もしもし?」


「雛那?ご飯出来たから戻ってこーい」


「はーい♪」



お兄ちゃんからだった。

こうしてお兄ちゃんと話せるだなんて思っていなかったから…

嬉しい。



電話を切ったあたしはお母さんに言われた事を思い出して海斗を誘った。


「あのね海斗、お母さんがもしよかったらご飯一緒に食べましょって言ってくれたの。
だから一緒に食べない?

…………もちろん陸も」


「けど今日は久しぶりにみんな揃ったんでしょ?俺たちは邪魔だよ…」



陸も何も言わないが首を縦に振っている。
海斗と同じ意見なんだ。






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