Another Milk tea.
『雛那を貸し出すわよ』
それって、それって…
私が海斗の家でご飯を作るって事?
――――――なんだか奥さんみたい。
「ダメダメっ!
いっくら海斗だからって雛那を男の部屋に入れるだなんて許さない」
お兄ちゃん…ごめんね。
私、お兄ちゃんが知らない間に何回も海斗の部屋に入った事があるんだ…
少々お兄ちゃんに後ろめたい気持ちがあるなか海斗が口を開いた。
「雛那ちゃんはお母さんの元においておいて下さい。
雛那ちゃんが遅くなったりすると心配する“やつ”がいるので…」
お兄ちゃんの事だ!
お兄ちゃんはウンウンと頷いている。