Another Milk tea.




「海斗っ!」


雛那ちゃんは朝から元気だ。

誕生日だから?
それとも俺に会えたから?


最後くらい良いようにとっていいかな…?



「おはよう。
誕生日おめでとう」


どうしても言いたかった。

電話でもなく、メールでもなく…



直接自分の声で。

雛那ちゃんの顔を見て…




「ありがとう」


可愛い顔してそんな事言わないで。

雛那ちゃんを忘れられなくなる。


雛那ちゃんの誕生日プレゼントは用意してある。



まだ淹れてはいないけど…

気に入って貰えるかな?


今日は一緒に学校へ行こうと思い俺は急いで着替えた。


今日で最後だ。






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